日本はプログラマーの存在を軽視している?

よく見かける記事なんですが、
日本は海外に比べてプログラマーの存在を軽視している、と言われています。

わたしはプログラマーではないのですが、

職業柄よくプログラマーの方達にお会いします。

そこでよく聞くのが、

サービス残業が多い
・賃金があまりよくない
労働環境がよくない

などなど、ネガティブな意見です。

プログラマーはいわゆる、
元を作ってくれる人なので、
上記のような環境で働く、というのは
あまりにもひどいのでは…と思ってしまいます。

 

IT土方という言葉にもあるように、エンジニアやプログラマーさん達のお仕事は、

過酷なもの、という認識が世の中では広がっています。

 

ではなぜそもそもプログラマーやエンジニアさんたちの地位が

日本では軽視されているのでしょうか?

何か理由があるのでしょうか?

 

話は少し変わりますが、

アメリカのフェイスブックツイッターGoogleGithubなどの創設者は、

もともとエンジニア出の人です。

つまり優秀なエンジニアが起業し、成功を収めているわけなんですね。

しかも、彼らが考え出したシステムは、私達の生活の中にうまく溶け込み、

フェイスブックツイッターといったツールは、

「なくてはならないツール」と認識している方も多いのではないでしょうか?

 

では逆に、日本でエンジニアやプログラマーで起業をして成功した方って、

誰がいるんでしょうか?

残念ながら、あまり思い浮かんできません。

 

上記のようなフェイスブックツイッターといった現在有名なツールも、

最初は自己資金で立ち上げ、後にベンチャーキャピタル資金を調達する、

という方法で軌道に乗ってきました。

ベンチャーキャピタルとは、日本語で言うと「投資事業」のことで、

つまり将来的に見込みのありそうな企業に投資する事業のことです。

成功したビジネスでは、多くの資金が動き、莫大な利益を生み出します。

つまり、より利益を生み出しそうな起業に投資家は投資していくのですから、

必然的に高い質のITビジネスが選ばれ、高い質のITビジネスを作るには、

優秀なプログラマーやエンジニアが必要、ということで、

プログラマーやエンジニアの社会的地位が上がるわけです。

日本でのベンチャーキャピタルは、欧米に比べてパフォーマンスが低い、

と言われていますから、そういった点からも実力のある日本で

プログラマーやエンジニアがいたとしても、起業もしにくいですし、

彼らの地位も低いままです。

 

また、これは私の個人的な見解なのですが、

日本人は「見てくれ」を大事にしすぎていると思います。

とりあえず、見た目が整っていれば中身は二の次で・・・

という傾向が強いように感じます。

プログラムも同じで、デザインばかりに労力を使い、

肝心なシステム部分を三次請けの下請けに丸投げしてしまうとか。

 

現代では子供のうちから英語とプログラミングを学ぶべき、

という話題をちょくちょく耳にします。

まだまだIT業界本場のアメリカには追いつけませんが、

日本もこれからはもっとプログラマー・エンジニアさんの方々の地位向上を

サポートしていってほしいものですね!