日本人と外国人の色彩感覚の違い
最近はよく街中で外国人を見かけますね。
外国人と一緒に仕事をしている、という方も多くなってきたのではないでしょうか?
かく言う私も、外国人デザイナーさんとお仕事することがあり、
私はWEBデザインを仕事にしているのですが、つくづく、
外国人デザイナーさんたちと色彩感覚の違いに驚かされます。
それと同時に、こんな色の使い方もあるんだなー、と学ばせてもらうことも多いです。
では日本人と外国人デザイナーさんで、どうしてこうも色彩感覚が違うのでしょうか?
その理由を調べてみました。
色の捉え方は各国それぞれ!
色の見え方、というのは様々な要因が関わっています。
それは今まで生活してきた環境だとか、文化だとか、色々なことが関わっています。
例えば、色の意味や印象だって、各国によって異なりますよね。
こちらのサイトをご覧下さい。
The Meaning of Colour in Web Design
これはその国々によって、各色にはどのような意味があるのかを、
まとめたサイトです。
例えば・・・
【赤】
ヨーロッパの方々:危険・愛・興奮など
日本:情熱など
中国:幸せなど
インド:潔白など
【茶色】
コロンビア:ディスカウントセールス(割引)のカラー
【オレンジ】
アメリカ:安い商品の色、ハロウィーン
ヨーロッパ:秋、創造力
なとなど、色によって国ごとに捉え方が違うんですね。
だから例えば、ウェブサイトのデザインやバナーのデザインをするとき、
私達はその色が与える印象についても考えて制作します。
そのとき例えば、商品ディスカウントのバナーであれば、
日本でいえば、赤や黄色が「SALE」関連のバナーなんかによく使われているかと思いますが、コロンビアの場合、きっとブラウンが使われるのではないでしょうか。
目の色によっても色の見え方は変わる
外国に行くと、さまざまな色の目の人を見かけますよね。
グリーンだったり、ブルーだったり、グレーぽかったり・・・
私達日本人の多くは茶色~こげ茶が多いので、
違う瞳は珍しく感じてしまいますよね。
瞳の色の違いは、メラニン色素の量によって決まります。
メラニン色素の量が多いほど、瞳の色は濃くなりますが、
メラニン色素の量が少なく、瞳の色が薄いと、光が眩しく感じます。
なのでヨーロッパなどでは部屋全体の明るさが、日本の部屋の明るさよりも、
暗いことがあります。
それは強い光だと彼らにとって眩しすぎてしまうからなんですね。
光の眩しさの感じ方が人によって異なる、ということは、
その見える光の加減によっても色の印象は変わり、
好みの色なども分かれていきます。
このように、人間の色の捉え方、
というのは様々な要因があって違ってくるんですね。
なので、外国人が制作したウェブデザインや広告などの色の使い方は、
やはり日本のものと違いますし、逆に日本のものは、
日本独自のよさがあります。
日本には日本の、「和」の良さがあり、
外国のデザインの色の感覚も取り入れながら、
双方のバランスがよく取れたウェブデザインを作ってみたいものですね!